コラム

2016.06.28電気とは

電力自由化で話題のスマートメーターとは?メリット・デメリット徹底解説!

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2016年4月1日に始まった電力の小売全面自由化。それに伴って、「スマートメーター」という言葉もテレビニュースや新聞などで見ることが多くなったのではないでしょうか?それもそのはず、電力会社を切り替える際には、スマートメーターの設置が必須となっているのです。さて、本記事では、そんなスマートメーターについてメリット・デメリット含め、詳しく解説していきます。

スマートメーターってなに?

まず、スマートメーターとは何なのかというところから解説していきます。スマートメーターとは、簡単にいうと、「通信機能付きの電力量メーター」です。従来の電力メーターは機械式で、見たことのある方もいらっしゃると思いますが、円盤のようなものがグルグルと回転し電力量の計測を行っていました。それに対して、スマートメーターは、デジタル式となっており、メーカーによって見た目は異なりますが、円盤はなく液晶で数字が表示されるようになっています。

通信機能がついており機能面でスマート、また見た目も液晶パネル搭載でスマートになっています。。電気会社を切り替えていないご家庭でも、既にスマートメーターに切り替わっている世帯もありますので、気になる方はぜひご自宅の電気メーターをチェックしてみてください!

スマートメーターのメリット

続いては、そんなスマートメーターのメリットについて見ていきましょう。5つのメリットについてそれぞれ解説していきます。

1.アンペア数の変更や引っ越し時の手続きなどが簡単に

スマートメーターでは、各電力会社と通信でつながっているため、アンペア数の変更や引っ越し時の手続きなどをすぐに行うことができます。これまでは、これらの手続きの際には、電力会社の方にわざわざ出向いていただきその場で設定をする必要があり、時間がかかってしまっていましたが、スマートメーターによってそれらの手続きは全て遠隔操作で可能となりました。これは便利ですね。

2.30分毎に電気料金をお知らせ!節電意識を高めよう

スマートメーターの通信機能により、30分毎のご家庭の電気使用量が電力会社のほうに送られるようになりました。今までは1ヶ月に一度、検針員の方が直接確認しにきていたのと比較すると、非常に大きな変化といえるでしょう。

この仕組みを利用して、サービスを提供している電力会社も出てきています。例えば、「くらしTEPCO (旧でんき家計簿)」を提供する東京電力エナジーパートナー、「カテエネ」を提供する中部電力、「電気マイページ」を提供する昭和シェル石油、「auでんきアプリ」を提供するKDDIなど、各社それぞれの特色を出しつつ電力の可視化サービスを提供しはじめています。

これにより、節電効果をよりタイムリーに知ることができるので、節電に向けての取り組みもやる気が出てきそうですね。お子さんのいるご家庭でしたら、お子さんと一緒に、毎日の電気使用量をみながら、節電に取り組んでみるのも面白いかもしれません。

3. 時間帯別料金プランの導入

リアルタイムな通信機能により、時間帯別料金にも適応できるようになりました。時間帯でみたときに昼に多く使っているならこのプラン、夜に使っているならこのプランと、ご家庭の使用状況に応じて、よりおトクなプランを選ぶことができます。

また、これにより、停電予防につながるという見方もあります。各家庭の電気使用状況がリアルタイムで電力会社に伝わってくるため、真夏のピーク帯などには、うまく電気の使用時間帯をズラす「ピークシフト」と呼ばれる施策を打ったり、また各家庭に節電を促す「ピークカット」という施策を行うことも考えられています。

いずれにせよ、リアルタイムに電気の使用状況が分かることによって、家庭という単位でも、電力エリアという単位でも、それぞれ今までより「賢い」電気の使い方ができそうですね。

4. 検針員さんが毎月来る必要がなくなる

今までは、毎月検針員さんが電気料金を確認しにくる必要がありました。そうしないと、電力会社側から、各家庭でどれくらい電気を使っているかわからなかったからです。しかし、スマートメーターによって、使用した電気料金がリアルタイムで電力会社に伝えられるようになれば、毎月の検針員さんの確認も必要なくなるということです。副次的な効果として、人件費の削減による電気料金の削減もあるかもしれません。

5. スマートメーターを利用した新たなサービスの可能性

スマートメーターには他にも様々な可能性が秘められていると言われています。たとえば、高齢者の家族の見守りサービスはその一例です。普段、ご家庭で生活をしていると、一定のリズムで電気を使っているかと思います。極端な例でいうと、旅行でもしない限り、1日中電気を使わないということはないでしょう。このような生活リズムとスマートメーターによるリアルタイムな通信を利用して、いつものリズムと異なるパターンの場合であったり、ずっと電気が使われなかったりした時に、ご家族に通知を出してあげれば、万が一の自体にすぐに気付けるかもしれないと、期待されているのです。

また、その他にも防犯の観点からもうまく利用できるのではという話は出てきています。このように、通信のリアルタイム性を利用して、今後スマートメーターを活用した様々な便利なサービスが出てくるでしょう。楽しみですね。


スマートメーターのデメリット

1. 通信セキュリティの問題

スマートメーター導入にあたり、通信セキュリティの面は大きく問題視されています。通信で個人情報をおくるため、ハッキングやウイルスなどによりデータが取得され悪用されないかと心配されているのです。ただ、この問題に対しては、電力会社側も政府もセキュリティガイドラインの策定など十分に対策を行っており、現時点ではこれに関する問題等は起きていません。なので、過剰に心配する必要はないですが、一応知識として知っておくとよいでしょう。

2. 測定が正確すぎるため、電気料金が増える…?

これはデメリットといえるか分かりませんが、測定の精度が上がることにより、電気料金が上がることが想定されています。というのも、今までの機械式の電力メーターの場合、経年劣化などによりやや少なめに電力使用量が計測されている可能性があります。そのため、スマートメーターに切り替えることによって、その「計測漏れ分の電気」が正確に測定され、やや電気料金が高くなるかも、と言われています。

これについては、電気会社を替えなくても次第にスマートメーターに切り替わっていくことを考えると、避けられない流れなので、受け入れるしかなさそうですね。


2020年までに全世帯がスマートメーターに?

経済産業省のエネルギー基本計画によると、2020年までに全7700万世帯にスマートメーターを導入していくとしています。電気会社を切り替えると、そのタイミングでスマートメーターへの切り替えはされますが、そうでなくともスマートメーターへは徐々に切り替わっていくということです。

本記事でも触れてきたように、スマートメーターには、デメリットもありますが様々なメリットがあります。直接的には、時間帯別料金プランや電気料金のリアルタイムな可視化により節電につなげることができたり、さらには高齢者のご家族の見守りサービスなども期待できます。

ぜひスマートメーターを賢く利用して、節約などに活かしてみてください!


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