電力自由化ってなに?

第五章:乗り換えにかかる費用や支払い方法

乗り換えにかかる費用や支払い方法

電力の自由化で、これまでの電力会社から新電力事業者に乗り換えた場合、かかる費用や支払い方法などに違いがでてきます。費用については、従来の電気メーターからスマートメーターへ交換する必要があるため、新たにそれが発生する場合もありますし、支払い方法についても、これまでのクレジットや口座振替のほかに、電気料金と各社サービスの支払いを合わせた「合算支払い」という便利な方法が生まれます。
また、電力が自由化になったことで、支払いに関して懸念されることもあるのです。

「電気メーター」から「スマートメーター」へ

「電気メーター」から「スマートメーター」へ

今契約している電力会社から、新電力事業者に乗り換えをする場合は、「電気メーター」を「スマートメーター」に交換する必要があります。その際にかかる費用は、原則として無料です。ただし、交換に伴う工事が必要になった場合は、費用が発生することもあります。
ちなみに、このスマートメーターは、通信機能を搭載しており、これまで検針員が目視で行っていた毎月の検針を自動化、30分ごとに電気使用量を計測できるため、各社が提供するライフスタイルに即したプランが利用しやすくなります。さらに、アンペア変更をする際も、遠隔操作により行えるため、従来のようにアンペアブレーカーの取り替えの際に起こる停電や、立ち会いといった手間も省けます。
また、HEMS(Home Energy Management System)との連動により、家庭で使う電気機器それぞれの電気使用量の把握・管理が可能となりますから、省エネや防災対策に至るまで機能が生かせる、ということが期待されています。

電気料金の支払い方法も変わるの!?

電気料金の支払い方法も変わるの!?

電気料金の支払いについては、これまでの電力会社も新電力事業者も、クレジットや口座振替などを利用する点は同じです。しかし、新電力事業者には、ガス会社や通信企業なども参入しているため、それぞれ本来のサービスと電気料金との合算支払い、という支払い方法が可能となります。従来であれば、電気代やガス代、あるいは通信費などが別々でしたが、合算支払いではその煩雑さもなくなり、支払いも請求書も1ケ所で済ますことができるようになります。

しかし、このように便利になる反面、懸念されていることがあります。それは、支払いが滞った場合です。これまで電気は、ライフラインであるため公共性が高く、支払いが滞っても一定の猶予はありました。ですが、自由化になると一般企業による収益性が高くなるため、すぐに電気が止められるというリスクも考えられます。また、これまでは政府の許可のもと、電気料金が設定されていましたが、今回からはそれがなくなるため、急に料金が引き上げられるといった可能性も十分にあります。

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